実験の概要

全体目標

        目標地点へ到達できる、姿勢制御と自律移動アルゴリズムを取り入れた機体の製作

ルール

本プロジェクトでは、CanSatの競技大会をもとに実験を行いました。

特に種子島ロケットコンテスト「種目⑤ペイロード部門CanSat CanSatによるCome-back競技」と「ARLISS大会」の評価基準をもとにしている。詳しくは下記のURLより参照してください。


引用:種子島ロケットコンテスト 競技種目 種目⑤ペイロード部門CanSat CanSatによるCome-back競技

http://jaxa-rocket-contest.jp/contest/events/

引用:UNISEC 活動 ARLISS

http://unisec.jp/activities/arliss.html


また、本プロジェクトにおける実験ルールは以下の通りに定めました。

・高度30m前後の位置から投下させる

・風速10m/s以上のときは投下しない

・サイズ条件を満たすこととする

  ローバーと飛行物を合わせた総重量は1050g以下

  ローバーの高さは240mm以下、幅は146mm以下

・地上を走行するカムバックコンペティションをする

・各グループのミッションコンペティションを遂行する

・パラシュートやグライダーは展開した状態で投下する

実験詳細

・日程

11 月 6 日(金)

11 月 13 日(金)

11 月 20 日(金)

11 月 25 日(水)


・時間

13:30~15:30


・実験場所

北海道函館市赤川町 笹流ダム


・高度

25.3m


・実験内容

2輪型ロボット(CanSat)にパラシュートあるいはグライダーを装着し、ダムの頂上(高度約30m)から人力で機体を投射し、地面に落下させます。空中では、地面への軟着陸に備え、パラシュートの展開とグライダーによる空中移動をし、着陸後、CanSat はセンサ類の情報から自律走行をはじめ、あらかじめ決めておいた目標地点を目指し走行します。CanSat の打ち上げから目標地点到着まで、CanSat の位置情報などを PC へ通信し、実験記録はセンサを使って記録し、分析を行います。この一連の流れを本番実験とします。


・実験の流れ

以下①~⑤の手順でテスト実験を進めました。

①飛行物(パラシュート、グライダー)の展開・飛行経路に関するテスト実験を行う

②CanSat の地上走行における動作確認のテスト実験を行う

③飛行物と CanSat を連結し、落下のテスト実験を行う

④CanSat と PC とのデータ通信のテスト実験を行う

⑤本番実験を行う